タングステン高騰と超硬工具:中国の輸出規制・価格の推移・各社の値上げ・リサイクル・代わりの材種・現場の対策(2026 年版)
原料は 7 倍、工具は 1〜5 割高。最後のコーナーまで使い切ろう!


超硬工具の主原料タングステンが、2025 年から歴史的な高値になっています。中国が輸出を許可制にし、2026 年には日本向けの軍民両用品の輸出管理も強めたためです。日本が輸入するタングステン酸塩(APT など)の 1 kg あたりの単価は、2025 年 1 月から 2026 年 8 月までに約 7.6 倍になり[1]、国内外の工具メーカーが 2026 年だけで 2〜3 回の値上げや受注制限を出しました。この記事では、何が起きたのか・工具の値段にどう効くのか・いつまで続きそうか・現場と購買で何ができるのかを、統計とメーカーの発表文から順にまとめます。
- タングステンの鉱山生産の約 79% が中国(2025 年推定)。2025 年 2 月に中国が APT・炭化タングステンなどを輸出許可制にし、ロッテルダムの APT 価格は 2025 年中に 331 → 675 ドル/mtu と約 2 倍になりました[2][7]
- 2026 年 1 月には日本向けのデュアルユース(軍民両用)品の輸出管理が強まり、欧州の APT は 3 月に 1 mtu あたり 2,100〜2,400 ドル、4 月には 3,000 ドルを超えたと報じられました[9][27][28]
- 日本の APT などの輸入単価は 2026 年 6月に 46,134 円/kg の最高値、8 月は 33,309 円/kg。一方、日本から輸出される超硬チップの単価は同じ期間に 約 32% 高にとどまり、原料ほどは上がっていません[1]
- 工具の値上げは大きい工具・ソリッド工具ほど大きいのが特徴。φ12 mm を超えるソリッド工具を受注生産に切り替えたメーカーや、受注量を前年の約 8 割に絞った素材メーカーもあります[45][49][50][36]
- 現場でできるのは、工具を最後まで使う・小さく選ぶ・再研磨する・材種を見直す・使用済み工具を国内の回収に回すこと。国内の超硬工具のリサイクル率はまだ約 3 割です[27]
タングステンと超硬工具の関係
超硬工具の「超硬合金」は、炭化タングステン(WC)の粒をコバルト(Co)で焼き固めた材料です。炭化タングステンの重さの約 94% はタングステンなので(原子量 W 183.84・C 12.011 から計算)、コバルトが 10% の超硬なら、工具の重さの約 85% がタングステンになります。超硬合金に入っているタングステンは 80% を超えると、住友電工の技術論文も書いています[74]。
- 日本のタングステンの約 4 分の 3 は超硬工具:2020 年の国内需要 5,047 t(タングステン量)のうち超硬工具が 3,796 t(約 75%)、特殊鋼(ハイス・工具鋼など)が 952 t(約 19%)でした[3]。世界では超硬合金が需要の約 6 割(2025 年は 64% という推計)で、切削工具だけでなく鉱山・建設用の工具や耐摩耗部品にも使われます[6][74]。
- 原料は全部輸入:日本はタングステンの一次原料(鉱石・中間原料)をすべて海外に頼っています[76]。
- ハイスもタングステンを使う:ハイス(高速度工具鋼)は鋼にタングステン・モリブデン・バナジウムなどを加えた材料で、原料のフェロタングステンも値上がりしています(後の図 1)[1]。
何が起きたか:2024 年末からの年表
- 米国通商代表部(USTR)が、中国産のタングステン製品 3 品目の通商法 301 条の関税を 2025 年 1 月 1 日から 25% に引き上げると発表[14]
- 中国の商務部・海関総署が公告 2025 年第 10 号で、APT・酸化タングステン・炭化タングステンなどタングステン関連品目を輸出許可制に(即日施行。禁輸ではなく 1 件ずつの許可制)[11][7]
- ロッテルダムの APT 価格が 331 → 675 ドル/mtu、精鉱が 266 → 551 ドル/mtu に。カザフスタンの Boguty 鉱床が生産を始める[2]
- 中国が 2026 年版の両用品目輸出許可リストを公表(1 月 1 日施行)。APT・酸化タングステン・炭化タングステンが載る[8]
- 中国商務部が公告 2026 年第 1 号で、日本の軍事ユーザー・軍事用途などへの両用品目の輸出をすべて禁止(即日施行)[12][9]
- 国内でタングステン粉末を作る日本新金属が、4 月出荷分から受注を 2025 年度実績の約 80% に制限すると告知[36]
- 中国国内の APT の長期契約価格が 1 t あたり 107 万元に(2025 年 4 月は約 21 万元)。2 月 24 日には日本企業 20 社が中国の輸出管理の規制リストに載る[19][18][10]
- 欧州の APT が 1 mtu あたり約 2,250 ドルの最高水準(3 月中旬)。中国国内の精鉱は 3 月 16 日が高値[20][27][29]
- ロッテルダムの APT が 3,000 ドル/mtu を超えたと報道。工具メーカーの値上げ(6 月受注分から)が相次ぎ、三菱マテリアルハードメタルは超硬素材などの受注制限を発表[28][33][35]
- 中国国内の精鉱価格は 5 月 19 日に 3 月の高値から約 58% 下落。理由は川下(超硬・機械加工)の需要の弱さとされる[29]
- 日本の APT などの輸入単価が 46,134 円/kg の最高値に[1]
- 三菱マテリアルがドイツと秋田でタングステンのリサイクル設備の増強を発表[78][77]
- 工具の値上げの第 3 弾(9 月・10 月・11 月の受注分から)。一方で住友電工はソリッド工具の一部を値下げ[32][46][50][41]
価格の動き:原料は 7〜10 倍、工具は 1〜5 割
財務省の貿易統計の「金額 ÷ 数量」で、原料と製品の 1 kg あたりの単価を出し、2025 年 1 月を 100 として並べました。相場そのものではなく、実際に日本に入ってきた・出ていった品物の平均ですが、無料で毎月取れる一次資料です[1]。
- タングステン酸塩(APT など)輸入
- フェロタングステン 輸入(ハイスの原料)
- コバルト 輸入
- 超硬の板・棒など 輸出
- 超硬・サーメットのチップ 輸出
数値の表を開く(円/kg)
| 月 | APT | フェロW | コバルト | 超硬の板・棒 | 超硬チップ |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024-01 | 4,173 | 4,264 | 5,046 | 25,700 | 42,555 |
| 2024-02 | 3,260 | 4,798 | 5,313 | 22,914 | 42,350 |
| 2024-03 | 3,238 | 4,647 | 4,907 | 22,280 | 43,787 |
| 2024-04 | 3,745 | 4,828 | 4,780 | 25,212 | 43,091 |
| 2024-05 | 3,494 | 5,168 | 4,924 | 27,277 | 43,103 |
| 2024-06 | 4,404 | 5,228 | 4,716 | 28,818 | 44,033 |
| 2024-07 | 4,575 | 5,697 | 5,049 | 28,842 | 43,913 |
| 2024-08 | 3,887 | 5,444 | 4,364 | 25,799 | 43,930 |
| 2024-09 | 3,842 | 4,928 | 4,190 | 26,444 | 41,863 |
| 2024-10 | 3,686 | 4,899 | 4,169 | 26,106 | 41,858 |
| 2024-11 | 4,296 | 5,186 | 4,337 | 27,785 | 44,765 |
| 2024-12 | 4,498 | 5,241 | 4,682 | 27,328 | 42,626 |
| 2025-01 | 4,366 | 5,471 | 4,435 | 28,789 | 45,568 |
| 2025-02 | 3,927 | 5,438 | 4,650 | 26,934 | 44,992 |
| 2025-03 | 3,808 | 5,539 | 4,918 | 27,504 | 46,777 |
| 2025-04 | 4,283 | 5,450 | 4,489 | 26,473 | 43,921 |
| 2025-05 | 4,434 | 5,180 | 5,762 | 26,427 | 43,598 |
| 2025-06 | 4,455 | 5,773 | 4,632 | 23,756 | 43,289 |
| 2025-07 | 5,195 | 5,961 | 5,159 | 27,326 | 44,717 |
| 2025-08 | 5,872 | 6,167 | 5,568 | 26,939 | 43,332 |
| 2025-09 | 6,279 | 6,434 | 6,116 | 27,672 | 42,964 |
| 2025-10 | 5,500 | 7,595 | 6,019 | 29,609 | 43,890 |
| 2025-11 | 7,833 | 10,396 | 7,046 | 29,704 | 45,070 |
| 2025-12 | 6,662 | 11,975 | 7,621 | 28,906 | 45,403 |
| 2026-01 | 9,401 | 14,854 | 8,369 | 29,967 | 46,866 |
| 2026-02 | 11,628 | 15,163 | 7,126 | 31,585 | 48,055 |
| 2026-03 | 14,501 | 31,607 | 9,753 | 32,335 | 47,402 |
| 2026-04 | 19,074 | 40,080 | 9,337 | 33,898 | 50,005 |
| 2026-05 | 20,024 | 34,846 | 10,313 | 39,302 | 52,158 |
| 2026-06 | 46,134 | 30,824 | 10,138 | 40,929 | 55,432 |
| 2026-07 | 31,403 | 28,272 | 9,868 | 40,017 | 58,944 |
| 2026-08 | 33,309 | 28,148 | 10,216 | 44,966 | 60,037 |
読み取れることは 3 つです。
- 原料は桁違いに上がった:タングステン酸塩(APT など)の輸入単価は 2025 年 1 月の 4,366 円/kg から、2026 年 6 月に 46,134 円/kg(約 10.6 倍)、8 月は 33,309 円/kg(約 7.6 倍)。ハイスの原料のフェロタングステンも 4 月に約 7.3 倍になりました。コバルトも約 2.3 倍です[1]。
- 製品の単価はゆっくり:日本から輸出される超硬チップの単価は同じ期間に 32% 高、超硬の板・棒(素材)は 56% 高です。素材のほうが原料の影響を強く受けています[1]。
- 最高値は越えたが、元には戻っていない:APT などの輸入単価は 6 月がいちばん高く、7・8 月は 3 割ほど下がりました。それでも 2025 年初めの 7 倍以上です[1]。
長い目で見ると
米国地質調査所(USGS)がまとめる、ロッテルダムのタングステン精鉱(WO3 65%)の年平均価格です。2016〜2024 年は 150〜330 ドル/mtu の間で上下していましたが、2025 年は 380 ドル(推定)に上がりました[2]。2026 年の APT の 2,000〜3,000 ドル台という水準は、この図の枠に収まりません。
なぜ中国の規制がこれほど効くのか
タングステンの鉱山生産は中国に集中しています。USGS の推定では、2025 年の世界の鉱山生産 約 85,000 t(タングステン量)のうち中国が 67,000 t、約 79% です[2]。精錬(APT・粉末)ではさらに中国の割合が高く、EU の調査は 85% 以上としています[6]。
中国は国内の採掘量にも上限を設けています。自然資源部が出す「採掘総量規制」で、2025 年の第 1 批は精鉱(WO3 65% 換算)58,000 t と、前年の第 1 批 62,000 t より 6.45% 少なくなりました[13]。そのうえで 2025 年 2 月から APT・酸化タングステン・炭化タングステンの輸出が 1 件ずつの許可制になり[11]、2026 年 1 月からは日本の軍事用途向けの両用品目の輸出が禁止されました[12]。
日本の輸入から中国が消えた
財務省の貿易統計を国別に見ると、規制の効き方がはっきり分かります。タングステン酸塩(APT など)の輸入量に占める中国の割合は、2024 年 64.6% → 2025 年 52.5% → 2026 年 1〜8 月 2.4%。2026 年 2 月から 8 月までは毎月ゼロです。タングステン粉でも 72.5% → 54% → 6.8% に落ちました[1]。中国の税関統計でも、2026 年 2〜4 月の日本向けの炭化タングステンとタングステン粉の輸出はゼロだったと報じられています[26]。
輸入が止まったわけではありません。2026 年 1〜8 月の輸入元は台湾 370 t、ベトナム 309 t、米国 116 t の順で、中国は 20 t でした。ただし単価は 2024 年平均の約 3,960 円/kg から 2026 年 1〜8 月平均の約 21,180 円/kg へ、約 5.4 倍になっています[1]。量は中国以外から何とか集めているが、値段は世界の取り合いで決まっているという状態です。
中国国内と海外で値段が分かれた
2026 年の特徴は、中国の中と外で値段が別々に動いたことです。
| 市場 | 2025 年 | 2026 年の高値 | その後 |
|---|---|---|---|
| 欧州(ロッテルダム)の APT | 年初 331 → 年末 675 ドル/mtu[2] | 3 月中旬 約 2,250 ドル/mtu[20]、4 月に 3,000 ドル超の報道[28] | 5〜9 月もおおむね 2,900〜3,275 ドル/mtu で高止まりと報じられる[24] |
| 中国国内の APT(大手の長期契約価格) | 4 月下旬 約 21.4 万元/t[18] | 2 月下旬 107 万元/t[19] | 9 月後半 58 万元/t まで下がったと報じられる[23] |
| 日本の APT などの輸入単価 | 1 月 4,366 円/kg | 6 月 46,134 円/kg | 8 月 33,309 円/kg[1] |
中国国内では、3 月の高値のあと、超硬・機械加工など川下の需要が弱まって大きく下がりました[29]。一方、中国の外では輸出が許可制のままなので、ロッテルダムの価格は高いまま、という食い違いが続いています。2026 年 3 月の急騰には、中東での軍事作戦による弾薬向けの需要も重なったと報じられています[25]。
工具の値段にどう効くか:インサート 1 個のタングステン
工具メーカーが原料に払う値段は相場そのものではなく、契約の時期や在庫でずれます。それでも「工具 1 個にタングステンがどれだけ入っているか」を計算すると、値上げの大きさと、大きい工具ほど上げ幅が大きい理由が見えてきます。
- 旋削インサート CNMG120408 は 1 個 約 9〜10 g:流通業者の掲載値は 9 g、形(80° ひし形・内接円 12.7 mm・厚さ 4.76 mm・穴 5.16 mm)と密度 14〜15 g/cm3 から計算しても 9.5〜10.2 g です[59][58]。タングステンが 75〜80% とすると、1 個に約 7〜8 g 入っています[74][60]。
- 原料代の目安:APT が 1 mtu 331 ドル(2025 年初め)なら、インサート 1 個分のタングステンは 約 49 円。2,250 ドル(2026 年 3 月の欧州)なら 約 336 円になります(1 ドル 150 円、タングステン 80% で計算)。差は 1 個あたり約 286 円です。
- ソリッド工具はけた違い:φ10×全長 75 mm のソリッドエンドミルを、溝の分を 15% 引いた超硬の丸棒とみなすと約 73 g。タングステン分の原料代は 331 ドルで約 364 円、2,250 ドルで約 2,472 円です。φ20×100 mm なら 2,250 ドルで約 13,200 円になります(溝の割引はケズリバの仮定)。
実際の価格改定も、この「重さ」に沿っています。ユニオンツールは「タングステンの使用量が多い」φ8 mm シャンク以上の超硬エンドミルを改定し[50]、不二越は工具径 φ12 mm 以下に +35% 以上、φ12 mm 超に +45% 以上を付けました[45]。ダイジェット工業は φ12 mm を超えるソリッド工具を受注生産に切り替え[49]、京セラは小・中型の超硬インサート +5〜60% に対し大型は +61〜80%、超硬シート(部品)は +230% でした[38]。超硬の塊に近いものほど、原料の値上がりがそのまま値段に出るわけです。
計算機:工具 1 個のタングステンと原料代
工具の形か重さと、APT の相場を入れると、入っているタングステンの量とその原料代の目安を出します。実際の工具の値段には、粉づくり・焼結・研削・コーティング・検査・物流などの費用が乗るので、「原料の値上がりがどれくらい効くか」を見るための目安として使ってください。
タングステンの割合は、WC-Co 超硬で Co 10% なら約 84%(WC の 93.87% がタングステン)。TiC・TaC を入れた P 種やコーティングの分だけ下がります。資料では「80% 以上」「約 75%」の両方があります[74][60]。密度は Co が多いほど下がり、市販の素材で 13.1〜14.8 g/cm3 です[58]。
工具メーカーの価格改定と受注制限(2025〜2026 年)
各社が自社サイトやお知らせ PDF で出した、2025〜2026 年の価格改定と受注制限です。率は各社の発表文のとおり(「〜%以上」「最大」の区別もそのまま)で、各社からの販売価格の改定です。販売店の売値ではありません。理由に「タングステン」と書いていない発表もあります(その場合は「インフレ・原材料など」と書きました)。
| 発表 | 会社 | いつから | 主な改定率(発表文のとおり) | 理由・ほか |
|---|---|---|---|---|
| 2025-10-20 | 住友電気工業 | 2026-01-01 受注 | 合金素材 +15% 以上、ソリッドドリル・エンドミル +10% 以上、超硬インサート +7% 以上 | 人件費・原料費・物流費[30] |
| 2025-12 | ダイジェット工業 | 2026-03-01 受注 | インサート +10%、ソリッド工具 +20%、合金素材(丸棒など)+70% | 中国の輸出規制で炭化タングステンが大幅に上昇[48] |
| 2026-01-05 | 京セラ | 2026-03-30 受注 | インサート +8% 以上、ソリッドエンドミル・ドリル +10% 以上 | インフレ・原材料など[37] |
| 2026-01 | タンガロイ | 2026-04-01 受注 | 切削工具 +7%、ソリッドエンドミル・ドリル +10% | 諸般の事情[39] |
| 2026-04-15 | NTKカッティングツールズ | 2026-06-01 発注 | 超硬インサート(ISO)+10% 以上、超硬シャンクホルダ +10%、セラミック +7%、PCD/CBN +3% 以上 | APT など原材料の急上昇と供給制約。鋼製のカッタ・ホルダは対象外[42] |
| 2026-04-20 | 住友電気工業 | 2026-06-01 受注 | ソリッドドリル・エンドミル +60% 以上、ロウ付けバイト +20% 以上、超硬インサート +13% 以上 | 輸出規制による入手難と相場の急騰[31] |
| 2026-04 | タンガロイ | 2026-06-01 受注 | 旋削 ISO インサート +12%、超硬エンドミル・ドリル +10% 以上、サーメット +4%、セラミック +3%、PCD/CBN +2.5% | タングステンの高騰。集中受注・先納期指定は受けない[40] |
| 2026-04-28 | 三菱マテリアル | 2026-06-01 受注 | インサート・超硬ドリル・超硬エンドミル +20% 以上、超硬素材(ロー付けバイト用など)+300% 以上 | タングステンなど原材料の高騰。受注制限の可能性に言及[33][34] |
| 2026-04-28 | 三菱マテリアルハードメタル | 即日 | 耐摩工具・建設工具・超硬工具素材の受注制限 | APT の急騰と原料の需給悪化[35] |
| 2026-04-30 | 協和精工 | 2026-06-01 受注 | 超硬(シャンク〜φ4)+15%、φ6 +20% 以上、φ8 以上は在庫限りで都度見積 | 材料・砥石の高騰など[52] |
| 2026-05-13 | 京セラ | 2026-06-15 受注 | 超硬インサート +5〜80%(大型 +61〜80%)、超硬ソリッド +10〜80%、超硬シートのみ +230%、サーメット +5% | タングステンの高騰と輸出規制による入手難[38] |
| 2026-05 | 不二越 | 2026-06-01 受注 | 超硬ドリル・エンドミル φ12 以下 +35% 以上、φ12 超 +45% 以上、刃先交換式 +35% 以上 | 輸出規制と需要増。過去の実績を大きく超える注文は受けない[45] |
| 2026-05 | ダイジェット工業 | 2026-06-15 受注 | ソリッド工具 φ12 以下 +60%、φ12 超は受注生産へ、インサート +5〜20% | 記録的な高騰。合金素材の丸棒・板チップは 6 月 12 日で受付停止[49] |
| 2026-06-01 | 日進工具 | 2026-08-01 受注 | 超硬 φ4 以下 0〜10%、φ4 超〜φ6 〜30%、φ6 超 20% 以上、CBN/PCD は据え置き | 原材料・物流・エネルギー[51] |
| 2026-06-11 | オーエスジー | 標準品 2026-07-01 受注 | ドリル 10〜75%、エンドミル 10〜50%、タップ 7〜25%、ダイヤ・CBN 10〜25% | 原材料・エネルギー・人件費など[43] |
| 2026-08-07 | 住友電気工業 | 2026-10-01 受注 | 超硬インサート +25% 以上、鋼製工具 +10% 以上、ソリッドドリル・エンドミル −25〜+10% | 相場高騰の長期化。ソリッドは値下げもある[32] |
| 2026-08 | 不二越 | 2026-09-01 受注 | 超硬ドリル・エンドミル φ4 以下 +10%、φ8 以下 +15%、φ12 以下 +20%、φ12 超 +25% | 想定を上回る上昇が続く[46] |
| 2026-09-01 | ユニオンツール | 2026-10-01 受注 | φ8 mm シャンク以上の超硬エンドミル +15% | タングステンの使用量が多いサイズ。受注の制限・停止もありうる[50] |
| 2026-09 | タンガロイ | 2026-11-02 受注 | 刃先交換インサート +12% 以上、丸物工具(エンドミル・ドリル)+16% 以上、セラミックス +7% 以上 | タングステンと原材料・物流費の上昇[41] |
MOLDINO も 2026 年 2 月・6 月受注分の価格改定と超硬製品の受注制限を出していますが、ケズリバでは発表文の本文を確かめられなかったため表に入れていません。
発表文から見える 5 つの流れ
- 2025 年後半〜2026 年初めは 1 けた %:理由はインフレや人件費が中心でした[30][37][39]。
- 2026 年 4〜6 月に大きく跳ねる:タングステンを理由に、ソリッド工具は +35〜80%、超硬素材は +300% 以上という改定が並びました[31][33][38][45]。
- 8〜11 月に第 3 弾:インサートの上げ幅が大きくなる一方、住友電工はソリッド工具の一部を値下げしました[32][41]。
- セラミック・サーメット・CBN・PCD は小さい:タンガロイの 6 月の改定ではサーメット +4%、セラミック +3%、PCD/CBN +2.5% でした[40]。タングステンの少ない材種ほど影響が小さいことが、値段にも出ています。
- 値段だけでなく「量」も絞られた:受注制限、集中受注・先納期指定のお断り、受注生産への切り替え、都度見積の有効期限 1 か月などです[36][35][40][45][49]。
海外では「原料連動」の仕組みも
- ドイツの工具メーカーの日本法人エムーゲ・フランケンは、特殊な超硬工具に APT 価格に連動して週・月単位で変わる材料サーチャージを 2026 年 4 月から付けています。発表文では APT が 2025 年 1 月比で 7 倍以上になったとしています[53]。
- 米国の Kennametal は 2026 年度(6 月まで)の決算で、原材料に合わせた値上げのタイミングの効果を約 3 億 1,600 万ドルと報告しました[54]。
- スウェーデンの Sandvik は 2026 年 1〜3 月期に、粉末事業の受注が 2 倍を超え、北米・欧州ではタングステン不足と値上げを見越した客先の在庫の積み増しがあったと報告しています[55]。
- 国内でも、オーエスジーは 2026 年 10 月の業績予想の修正で、値上がり前に仕入れたタングステンの在庫と価格改定が利益に効いたと説明しました[44]。
リサイクル:使用済み工具は「国内の鉱山」
超硬工具はタングステンの割合が高いので、使い終わった工具はそのまま「質のよい原料」になります。三菱マテリアルは、回収箱 1 箱分の使用済み工具 20 kg に入っているタングステンは、2 t 以上の鉱石から取れる量に当たると説明しています[76]。
| 亜鉛処理法(直接法) | 化学処理法(間接法) | |
|---|---|---|
| やり方 | スクラップと亜鉛を不活性ガス中で 850〜950℃に加熱し、コバルトの部分に亜鉛をしみ込ませて崩す。真空で亜鉛を飛ばしてから粉にする。タングステンの回収率は 95% 前後と高い[74][80] | 溶融塩などで溶かし、イオン交換などで不純物を取り除いて APT に戻す。住友電工グループは 2011 年に事業化し、タングステンの歩留りは約 97%[74][68][75] |
| できる粉 | 元の WC とコバルトがほぼそのまま。純度は上がらず粒の大きさも変えられないので、新しい粉に混ぜて使う[74][73] | 鉱石から作ったものと同じ純度。どんな工具の原料にもできる[74] |
| 向くスクラップ | 種類の分かった固形の超硬(厳しい選別が要る)[68] | 種類の混ざったもの・コーティング工具・研削スラッジ[74] |
| 弱み | コーティングなどの不純物を取れない[74] | 薬品とエネルギーを多く使い、設備が大きい[74][68] |
- 環境の面でも得:日本タングステン・モリブデン工業会の資料では、製品 1 kg あたりの CO2 はタングステン素材で 49.0 kg、超硬合金で 21.7 kg[79]。リサイクル原料で作ると、エネルギーを最大 75%、CO2 を 40% 減らせる可能性があるとするメーカーの資料もあります[73]。JOGMEC の技術開発では、従来法よりエネルギーを約 40% 減らす回収工程が商業化され、国内需要の約 5% に当たる年 240 t が再生されています[5]。
- 日本は回収が弱い:世界のタングステンのリサイクル率は平均約 34%、欧米の 50% に対し日本は 30% でした(2013 年の ITIA の資料)[74][81]。日本機械工具工業会は 2026 年に超硬工具スクラップのリサイクル指針を改定し、超硬・サーメット・ハイスの分け方と、国内に戻す「リサイクル窓口事業者リスト」を出しました。国内の超硬工具のリサイクル率は今も約 3 割とされます[27]。国内で出た使用済み工具の一部は海外へ出ていき、再生された形で戻ってくるものもあります[4]。
- リサイクルの設備は増える:三菱マテリアルはドイツ・ゴスラーの H.C. Starck で処理能力を年 5,000 t から 7,000 t に(約 93 億円、2028 年完成予定)[78]、秋田の日本新金属でスクラップから APT を作る能力を年 2,400 t(WO3 換算、今の約 2 倍)に増やします(約 80 億円、2029 年 4 月稼働予定)[77]。
研究では、塩素を使ってタングステンを気体にして分ける方法[82]や、溶融炭酸塩を使う方法[83]など、廃液を減らす新しい再生法も調べられています。
代わりの材種:どこまでタングステンを減らせるか
「タングステンを使わない工具に替えればいい」と考えたくなりますが、米国地質調査所は、超硬の代わりになるものの多くはタングステンを置き換えるというより減らすものだとしています[2]。材種ごとに見ると次のとおりです。
| 材種 | 主な成分 | タングステン | 向くところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|---|
| 超硬(基準) | WC + Co(5〜20%)、P 種は TiC・TaC などを加える | 多い(重さの 75〜85%) | ほとんどの被削材 | —[56][57] |
| サーメット | TiC・TiCN + Ni(+Co)。Mo2C・WC を加えることが多い | 少ない(ゼロではない) | 鋼の仕上げ・高速の軽切削 | 熱衝撃に弱く、超硬の約 1/10。研究例では WC を 5〜20% 入れている[62][68][70] |
| セラミックス | アルミナ(白・黒)、窒化ケイ素・サイアロン、SiC ウィスカ入りアルミナ | 含まない | 鋳鉄の高速加工、焼入れ鋼、サイアロン・ウィスカは耐熱合金 | 欠けやすく、条件と機械の剛性を選ぶ[63][67] |
| CBN | cBN 粒子+結合材(高含有の材種は Co-Al-WC 系) | 少ない(結合材と超硬の台金) | 焼入れ鋼、鋳鉄・焼結合金の高速加工 | 超硬の台金にろう付けするので、台金にはタングステンがある[64][69] |
| PCD | ダイヤモンド焼結体+Co | 少ない(超硬の台金) | アルミ・銅・複合材 | 鉄系は削れない[64] |
| ハイス | 鉄+W・Mo・Cr・V(SKH51 は W 5.90〜6.70%、Mo 4.70〜5.20%) | あり(数 % 〜) | タップ・ドリル・ブローチ・歯切り工具など粘りの要る工具 | 原料のフェロタングステンも 7 倍前後に上がった。ハイス工具も値上げされている[65][66][1][47] |
- 工具の作り方で減らす:住友電工は、刃先だけ超硬・内側をサーメット系にした 3 層の工具で、タングステンの使用量を 30% 減らし、摩耗は超硬と同じ、欠けにくさは上回った例を報告しています[68]。
- 結合材の研究:コバルトの代わりに Ni や FeAl を使う研究もありますが、タングステンの量はほとんど減りません[71]。コバルトは世界の生産の約 73% がコンゴ民主共和国で、2025 年 2 月の輸出停止のあと割当制になっており、こちらも値上がりの要因です[72]。
現場・購買でできること
原料の値段は現場では変えられません。変えられるのは「1 個の工具でどれだけ削るか」と「どの工具を選ぶか」と「使い終わった工具の行き先」です。
加工現場で
- コーナーを全部使い切る:CNMG のような両面のネガインサートは片面 2 つ、両面で 4 コーナー使えます。片側だけ使って捨てていないか、工具の置き場で確かめましょう。
- 小さいインサートを選ぶ:同じ形なら、CNMG090308 の超硬の量は CNMG120408 の約 38%、CNMG160612 は約 2.1 倍です(形からの計算)。切込みに足りる範囲で一つ小さいサイズを検討する価値があります。
- 欠けを減らす:寿命の前に欠けて捨てる工具は、値上げの分をまるごと失います。原因と対策は加工トラブル事典に。
- 切削条件を見直す:工具の値段が上がるほど、速度を少し落として寿命を延ばすほうが得になります。工具寿命の延ばし方(テイラーの寿命式と最小コストの計算機)で試算できます。
- ソリッド工具は再研磨・再コーティング:Sandvik Coromant は対象のソリッドドリルについて、再研磨 3 回まで新品と同じ性能を保証し、1 回の費用は新品の 1/10〜1/3、3 回で工具費が 50% 以上下がるとしています[61]。
- 材種を見直す:鋳鉄の高速加工はセラミックスや CBN、鋼の仕上げはサーメット、耐熱合金の荒加工はサイアロン・ウィスカセラミックス、という選び方で、タングステンの少ない材種に寄せられる場面があります(上の表)。
- 使用済み工具を分けて回収へ:超硬・サーメット・ハイスを混ぜない。異物の混ざったスクラップは再生の設備のトラブルの原因になります[74]。
購買・見積で
- 基準日を確かめる:「受注分」「出荷分」「発注分」と、会社によって基準が違います。見積の有効期限が 1 か月の例もあります[36][42][49]。
- まとめ買いは断られることがある:過去の実績を大きく超える注文や先納期指定を受けないとするメーカーが多く、使う量に合わせた発注が求められています[40][45][42]。
- 径の大きいソリッド工具は納期に注意:φ12 mm 超を受注生産に切り替えた例があります[49]。刃先交換式やヘッド交換式への切り替えを、径ごとに見積もって比べましょう。
- 原料連動のサーチャージに慣れる:特殊品は「製品単価+材料サーチャージ」で見積もる会社が出てきました[53]。
- 客先への説明に一次資料を:製品の値上げをお願いするときは、この記事の図のような公的統計(財務省の貿易統計)と、工具メーカーの発表文を添えると話が早くなります。
- スクラップの売り先を決める:工具メーカーや回収業者の買取は相場に連動していて、1 kg あたりの価格を公開している会社は見つかりませんでした。工業会の「リサイクル窓口事業者リスト」から国内に戻す先を選べます[27]。
これからどうなるか
いつ値段が下がるかを言える資料はありません。ここでは、決まっている予定と、見ておくとよい指標をまとめます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025 年 4 月〜 | カザフスタンの Boguty 鉱山が商業生産を始め、2025 年は精鉱 5,008 t(WO3 3,255 t)を生産[22] |
| 2026 年 9 月 | 韓国の Sangdong 鉱山(Almonty)が操業の最終許可を得て、第 1 期が商業運転へ。生産の 9 割超は Plansee グループの粉末メーカー GTP が引き取る契約[21] |
| 2026 年 10 月 | EU が重要原材料の戦略プロジェクトを 46 件追加。うち 3 件がタングステン[16] |
| 2027 年 1 月 | 米国の国防調達で、中国・ロシア・イラン・北朝鮮で採掘・精製されたタングステンの使用が制限される[15]。中国以外のタングステンの取り合いが強まる可能性がある |
| 2028 年 | 三菱マテリアルのドイツ・ゴスラーのリサイクル増強が完成予定[78] |
| 2029 年 4 月 | 日本新金属(秋田)のリサイクル増強が稼働予定[77] |
日本ではタングステンは経済安全保障推進法の「特定重要物資(重要鉱物)」に入っていて、国の支援で供給を確保する対象です[17]。とはいえ、新しい鉱山が増えても、中国以外の鉱山生産は 2025 年でも世界の 2 割ほどです[2]。
よくある質問
- 超硬工具の値上げはいつまで続きますか?
- 分かりません。中国国内の APT の長期契約価格は 2026 年 2 月の 107 万元/t から 9 月後半の 58 万元/t まで下がったと報じられていますが[19][23]、欧州の APT は 5〜9 月も高い水準でした[24]。日本の輸入単価も 8 月時点で 2025 年初めの 7 倍以上です[1]。中国からの輸出が許可制のままである限り、すぐに元の水準に戻ると考える材料は見当たりません。
- ハイスの工具に替えれば値上げの影響を受けませんか?
- ハイスもタングステンを含みます(SKH51 で約 6%)[66]。原料のフェロタングステンの輸入単価は 2026 年 4 月に 2025 年 1 月の約 7 倍になり[1]、ハイス工具も値上げされています[47]。重さあたりのタングステンは超硬よりずっと少ないので影響は小さめですが、ゼロではありません。
- サーメットにはタングステンが入っていないのですか?
- 多くのサーメットは、靱性などを上げるために WC や Mo2C を加えています[62][70]。量は超硬より少ないので、価格改定の率も小さい(+4〜5% 前後)傾向です[40][38]。
- 中国以外から原料を買えば安くなりませんか?
- 2026 年の日本の APT などの輸入は台湾・ベトナム・米国が中心ですが、単価は 2024 年平均の約 5.4 倍です[1]。中国以外の原料は世界中で取り合いになっていて、安い供給源はほとんどありません。
- 使用済みのチップはいくらで売れますか?
- 回収・買取の価格はタングステンの相場に連動し、1 kg あたりの単価を公開している工具メーカーは見つかりませんでした。相場が高い今は、分けて保管し、まとめて国内の回収先に出す意味が大きくなっています[27]。
- 中国の規制は日本だけが対象ですか?
- 2025 年 2 月の APT・炭化タングステンなどの輸出許可制は、日本だけでなくすべての国向けです[11]。2026 年 1 月の公告は、日本の軍事ユーザー・軍事用途向けの両用品目の輸出を禁じたものです[12]。
出典・参考資料
- 財務省 貿易統計(統計品別推移表、輸入 2841.80-000・7202.80-010・8105.20-000、輸出 8209.00-100・8209.00-900 の金額と数量から、1 kg あたりの単価をケズリバで計算)
- U.S. Geological Survey「Mineral Commodity Summaries 2026: Tungsten」(2026-02)
- JOGMEC「鉱物資源マテリアルフロー 2021 12. タングステン(W)」
- JOGMEC「令和5年度 鉱物資源リサイクルフロー・ストック調査 調査結果概要」
- JOGMEC「リサイクル技術開発 これまでの成果概要」(廃超硬工具からのタングステン回収技術)
- SCRREEN3(EU の重要原材料の調査事業)「Tungsten」ファクトシート
- JETRO ビジネス短信「商務部、タングステン、テルル、ビスマス、モリブデン、インジウム関連品目に対する輸出管理を決定」(2025-02)
- CISTEC「中国による両用品目・技術輸出入許可証管理リスト(2026 年度版)の発表」(2026-01-08)
- グリーンバーグ・トラウリグ法律事務所「中国、日本向けデュアルユース物品の輸出管理を強化」(2026-02-13)
- 冨士ダイス「タングステンをはじめとする重要鉱物をめぐる動向の変化と弊社の対応について」(2026-03-18)
- 中国商務部・海関総署「公告 2025 年第 10 号(タングステン・テルル・ビスマス・モリブデン・インジウム関連品目の輸出管理)」(2025-02-04)
- 中国商務部「公告 2026 年第 1 号(日本向けの両用品目の輸出管理の強化)」(2026-01-06)
- 中国自然資源部「2025 年度タングステン鉱の採掘総量規制指標(第 1 批)の通知」(2025-04-03、湖南省政府サイトの転載)
- USTR「USTR Increases Tariffs Under Section 301 on Tungsten Products, Wafers, and Polysilicon」(2024-12-11)
- 米国防総省 調達規則 DFARS 252.225-7052(磁石・タンタル・タングステンの調達制限)
- 欧州委員会「Commission selects 46 new Strategic Projects to bolster the EU’s supply of critical raw materials」(2026-10-09)
- 経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律施行令(令和 4 年政令第 394 号、特定重要物資)
- 中国商務部 商品価格網「供応偏緊 鎢価中枢有望上移」(2025-04)
- 中国商務部 商品価格網「鎢価持続攀升」(2026-02)
- Almonty Industries「Fourth Quarter and Full Year 2025 Financial Results」(2026-03-18)
- Almonty Industries「Sangdong Processing Plant Receives Final Operational Certification」(2026-09-21)
- Jiaxin International Resources「Annual Report 2025」(香港取引所、2026-04-27)
- SMM(上海有色網)「崇義のタングステン企業が長期契約価格を発表、価格は引き下げ」(2026-09)
- SMM(上海有色網)「Rotterdam APT Prices Stable, European Scrap Declines …」(2026-05)
- Miningmx(Reuters の引用)「Tungsten prices surge as Iran war drains stocks」(2026-03-23)
- 秋田魁新報(共同通信配信)「2〜4月レアメタル対日輸出ゼロ 中国規制、代替で価格3倍」(2026-06-06)
- 製造現場ドットコム「【継続取材】超硬工具のリサイクル――タングステン供給リスクと国内循環」(2026-08-20)
- Mining Reporters「Tungsten prices hit record highs on China export curbs and rising defence demand」(2026-04)
- SMM(上海有色網)「タングステン価格が高値から半減」(2026-05-20)
- 住友電気工業「ハードメタル事業の製品価格改定について」(2025-10-20)
- 住友電気工業「ハードメタル事業製品の価格改定について」(2026-04-20)
- 住友電気工業「ハードメタル事業製品の価格改定について」(2026-08-07)
- 三菱マテリアル(超硬製品)「日本国内向け 当社製品の価格改定について」(2026-04-28)
- ニュースイッチ(日刊工業新聞)「三菱マテリアル、国内用超硬製品を最大3倍値上げ」(2026-05-01)
- 三菱マテリアルハードメタル「タングステン供給不足に伴う弊社製品の受注制限について」(2026-04-28)
- 日本新金属「(重要なお知らせ)タングステン製品の受注制限の実施について」(2026-02-01)
- 京セラ「切削工具 価格改定のご案内」(2026-01-05)
- 京セラ「切削工具 価格改定のご案内」(2026-05-13)
- タンガロイ「価格改定のご案内(2026年4月1日受注分より)」
- タンガロイ「価格改定のご案内(2026年6月1日受注分より)」
- タンガロイ「価格改定のご案内(2026年11月2日受注分より)」
- NTKカッティングツールズ「価格改定のご案内」(2026-04-15)
- オーエスジー「価格改定のご案内」(2026-06-11)
- オーエスジー「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(適時開示、2026-10-09)
- 不二越 工具事業部「超硬工具 価格改定のご案内」(2026-05)
- 不二越 工具事業部「超硬工具 価格改定のご案内」(2026-08)
- 不二越 工具事業部「工具 価格改定のご案内」(2026-03、ハイス工具など)
- ダイジェット工業「製品価格改定のご案内」(2025-12)
- ダイジェット工業「製品価格改定のご案内」(2026-05)
- ユニオンツール「超硬エンドミル φ8mm シャンク以上製品 価格改定のお知らせ」(2026-09-01)
- 日進工具「製品価格改定に関するお知らせ」(適時開示、2026-06-01)
- 協和精工「弊社製品価格改定のお知らせ」(2026-04-30)
- エムーゲ・フランケン(日本法人)「特殊品価格の材料サーチャージ制導入に関するお知らせ」(2026-04)
- Kennametal「Fiscal 2026 and fourth quarter results」(米国 SEC 提出書類 8-K、2026-08-05)
- Sandvik「Interim report first quarter 2026」(2026-04-22)
- 三菱マテリアル 切削工具技術講座「Cemented carbides(超硬合金)」
- 三菱マテリアルハードメタル「超硬工具素材 CARBIDE MATERIALS TM102J」(2026-06-22 版)
- Hyperion Materials & Technologies「Insert Blanks Grade Properties」(超硬素材の密度など)
- SFS(GARANT 製品)「Indexable insert for turning CNMG 120408」(質量の掲載)
- Sandvik Coromant「Turning global pressure into practical action」(2026-04-16)
- Sandvik Coromant「FAQ: Reconditioning」(再研磨・再コーティング)
- 三菱マテリアル 切削工具技術講座「Cermets(サーメット)」
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- 三菱マテリアル 切削工具技術講座「Sintered compacts(CBN・ダイヤモンド焼結体)」
- 三菱マテリアル 切削工具技術講座「High speed steels(ハイス)」
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- 三菱マテリアル「超硬工具リサイクル」
- 製造現場ドットコム「三菱マテリアル、日本新金属のタングステンリサイクル能力を増強」(2026-09-25)
- 日刊産業新聞「三菱マテ、タングステンリサイクル 独で5割増強 93億円投資」(2026-08-03)
- 日本タングステン・モリブデン工業会「環境への取り組み」(製品 1 kg あたりの CO2 排出量)
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- The Critical Raw Materials in Cutting Tools for Machining Applications: A Review, Materials 13(6) 1377(MDPI、2020)
- 科研費 15K14190 研究成果報告書(塩化揮発を使った超硬合金スクラップのリサイクル)
- 安田 幸司・萩原 理加「溶融炭酸塩を用いた超硬工具からのタングステンリサイクル」電気化学 89 巻 1 号(2021)


