角度・平面

精密水準器Precision level (spirit level)

別名:角形水準器、平形水準器、レベル

精密水準器を使っているところのイラスト

≡規格・測定範囲・精度

規格
JIS B 7510:1993 精密水準器[1][2]
測定範囲
—公開資料で確認できず
最小表示量・目量
  • 感度 0.02 / 0.05 / 0.1 mm/m(A 級角形)
  • 定義 気泡を 1 目盛動かすのに要る傾き。底辺 1 m に対する高さで表す。1 秒 = 1 m につき 4.85 µm(≒5 µm)。0.02 mm/m ≒ 4 秒、0.05 mm/m ≒ 10 秒、0.1 mm/m ≒ 20 秒
[2][3]資料1件・参考
精度(器差・最大許容誤差)
—公開資料で確認できずJIS の数表は未確認

▦種類

角形(各面の平行・直角を確保、V 溝付き)・平形

[2][3]資料1件・参考

◎各部の名称と役目

#名称英語役目
1主気泡管(気泡室で気泡長さ調整可)Main vial[2]
2副気泡管Cross vial円筒に載せたときのロール方向の水平確認。[2]
3調整ネジAdjusting screw気泡位置(ゼロ点)を調整する。[2]
4V 溝・底面・握りV-groove, base, grip[2]

◷目盛りの読み方

  1. 気泡の両端の目盛を読み、その平均をとる[2][4]
  2. 感度から高低差を出す例:呼び 200(長さ 200 mm)・感度 0.02 mm/m → 1 目盛 = 4 µm/200 mm[4]

✋使い方の手順

  1. ゼロ点の確認(反転法):基準定盤上に置いて気泡を見て、同じ場所で 180° 反転させてもう一度見る[2]
  2. 反転しても同じ位置で基準線内→調整不要。同じ位置だが基準線外→定盤が傾いている。左右に同じ目盛分動く→水準器のゼロを調整ねじで直す。ばらばら→誤差の大きい側から最大誤差の半分を水準器で直し、その後定盤を調整[2]
  3. ワーク上で動かすときは持ち上げずに滑らせる。気泡が完全に止まってから読む[2][4]
  4. 真直度の測り方:水準器を測定位置に置いて読み、少しずつ滑らせて最後まで読み、各点の読みを高さに換算・累積し、両端を結んだ直線からの差の最大−最小を真直度とする(大菱計器の例では 11.2 µm)[4]

!よくある測定ミスと対策

手で長く持つ

なぜ0.02 mm/m の高感度品は手の熱でゼロ点がずれる

対策手で持ち続けない[2]

極端な温度で保管

なぜ−15 ℃以下や 40 ℃以上で気泡管が破損することがある

対策避ける[2]

✓手入れ・保管と点検・校正

手入れ・保管

点検・校正

反転法の 4 パターンは図解向き。

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📚出典

印のない内容は、別々の発行元の資料 2 つ以上で一致したものです。手順や注意は資料をもとにケズリバの言葉でまとめ、図はケズリバが描いたものです。精度の値は JIS の数表ではなく、メーカーの公表値です。

  1. 日本規格協会「JIS B 7510:1993 精密水準器(書誌)」
  2. 大菱計器製作所「精密角形水準器(JIS B 7510 A級)取扱説明書 AA201」
  3. 大菱計器製作所「精密角形水準器(JIS B7510 A級)製品ページ」
  4. 大菱計器製作所「水準器による真直度測定のやり方」