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エアコンプレッサの給油・潤滑
給油する場所・油の種類と粘度(ISO VG)・交換の目安。点検・交換の周期と油種は、手元の機械の取扱説明書が最優先。ここにある周期は公開資料にあった機種の例で、運転時間・周囲温度・粉じんで変わる。安全弁を外したり設定を上げたりしない。ドライヤの冷媒、本体の分解整備、電気工事はメーカー・販売店や有資格者に頼む。法令の要点は 2026-10-06 に e-Gov で確かめたもの
⛽給油する場所と油
| 場所 | 機械 | 油(例) | 間隔の目安 |
|---|---|---|---|
| 給油式レシプロのクランクケース | レシプロ | メーカー純正のレシプロ用コンプレッサオイル油の乳化も毎日見る。油切れ・汚れのまま使うと焼き付く(アネスト岩田)。日本産業機械工業会は潤滑油の補給・点検・交換を代表的な点検項目に挙げている | 毎日油量を確認。全量交換は初回 200 時間(1 か月)、その後 1,250 時間(6 か月)ごと(アネスト岩田 CLP37EF の例)[1][2][3] |
| 給油式スクリューのオイル(セパレータタンク) | スクリュー | スクリュー専用の純正オイルスクリューの油は圧縮室で軸受の潤滑のほか、冷却・シール(密封)も受け持つ。劣化すると冷却とシールが落ち、温度異常やむだな電力につながる(アネスト岩田)。セパレータが詰まったときはオイル・オイルフィルタ・セパレータをまとめて替える(アトラスコプコ) | オイル・オイルフィルタ・オイルセパレータエレメントは 2 年(8,000 時間)ごとに交換(アネスト岩田 LRS-220BD の例。年間 4,000 時間運転が基準)[4][3][5] |
| モータ・圧縮機の軸受(グリース) | 共通 | メーカー指定のグリース明治機械製作所のオイルフリー機は、ピストンリング・ガイドリング・軸受を 8,000 時間(パッケージ式)・10,000 時間(汎用式)で交換する | モータの点検(グリースの補給・絶縁抵抗)は定期点検の項目。オイルフリーレシプロの玉軸受・針状ころ軸受は 1 年(3,000 時間)で回転状況とグリース漏れを点検(明治機械製作所の例)[3][6] |
🛢油の種類と選び方
- メーカー純正のコンプレッサオイル
- 圧縮機の潤滑(スクリューでは冷却・シールも) アネスト岩田は、純正油は安価な市販品に比べて温度による粘度変化が小さく、カーボン(潤滑油の炭化物)ができにくく、潤滑性がよいとしている。日本産業機械工業会も部品交換には純正品を使うよう求めている[2][3][7]
- 潤滑油の炭化物(カーボン)に注意
- 給油式では、圧縮室で油がミストになって高温・高圧にさらされ、酸化・分解して炭化物ができる 炭化物がセパレータエレメントや配管内にたまり、そこに油がしみ込んで反応熱がこもると、発火し、最悪の場合は爆発することもある(日本産業機械工業会)。純正油はこの炭化物を抑える(アネスト岩田)[3][2]
📚出典
印のない項目は、別々の発行元の資料 2 つ以上で一致したものです。数値・周期は機種ごとの指定が優先します。文はケズリバの言葉でまとめています。
- アネスト岩田「「レシプロコンプレッサ(パッケージタイプ)の日常点検」(CLP37EF-8.5(D) 定期点検整備基準表)」
- アネスト岩田「お知らせ「給油式レシプロコンプレッサ潤滑油点検実施のお願い」(2020年12月)」
- 日本産業機械工業会(JSIM)汎用圧縮機委員会「パンフレット「メンテナンスのすすめ 空気圧縮機“安全と省エネ”のために」(2026年2月版)」
- アネスト岩田「「部品の役割と不具合(スクリューコンプレッサ)」(LRS-220BD 定期点検整備基準表)」
- アトラスコプコ「エアコンプレッサーのトラブルシューティング方法」
- 明治機械製作所「空冷式オイルフリーコンプレッサ 取扱説明書(A(D)PF-22・FOK-22)」
- 日本産業機械工業会(JSIM)汎用圧縮機委員会「パンフレット「『空気圧縮機』を安全に設置するために」(AIRMAN のサイトに掲載)」