タップの切削条件(回転数・送り速度)
タップ加工の主軸回転数と送り速度を出します。送り速度はピッチ × 回転数で決まります(同期タップ)。
⟟タップの計算
主軸回転数 n—min⁻¹
送り速度 Vf—mm/min
n = 1000 × Vc ÷ (π × D) Vf = P × n
計算例
切削速度 Vc = 10 m/min、ねじの呼び径 D = 8 mm、ピッチ P = 1.25 mm のとき:
- 主軸回転数 n:398 min⁻¹
- 送り速度 Vf:497.4 mm/min
使うときの注意
- 送り速度がピッチ × 回転数からずれると、ねじ山が崩れたりタップが折れたりします。
- M8 の並目ピッチは 1.25mm、細目は 1.0mm など。下穴径は「ねじの下穴径の表」(/threads/)で引けます。
よくある質問
- タップの送り速度の計算式は?
- Vf = P × n です。タップは1回転でピッチ P だけ進むので、送り速度はピッチと回転数で決まります。たとえば M8×1.25 を 400 min⁻¹ で加工するなら、Vf = 1.25 × 400 = 500 mm/min です。
- 切削タップと転造(ロール)タップで計算は違う?
- 送り速度 = ピッチ × 回転数は同じです。違うのは切削速度の推奨値と下穴径で、転造タップは切削タップより下穴を大きくします。下穴径は「ねじの下穴径の表」で確かめてください。 → ねじの下穴径の表
- 回転数の単位 min⁻¹ と rpm は違う?
- 同じ量です。JIS(SI)では1分あたりの回転数を min⁻¹ と書き、rpm(revolutions per minute)は慣用の書き方です。