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絶縁抵抗
使用電圧と測った値から、低圧電路の基準値(0.1/0.2/0.4 MΩ)との合否を判定。測定電圧の選び方と測り方。
比べるときは
電圧をかけて
1 分後の値でね。

÷絶縁抵抗の合否
基準値は電気設備技術基準(省令)第58条の低圧電路の値です。測定電圧の目安は絶縁抵抗計メーカーの解説(JIS C 1302 の使用例)によります。測る前に、その回路にかけてよい電圧かを必ず確かめてください。
低圧電路の絶縁抵抗の基準値(電気設備技術基準 第58条)
| 電圧 | 値 |
|---|---|
| 300 V 以下で、対地電圧 150 V 以下 | 0.1 MΩ 以上 |
| 300 V 以下で、上記以外 | 0.2 MΩ 以上 |
| 300 V を超えるもの | 0.4 MΩ 以上 |
電気使用場所の低圧電路の、電線どうし(線間)と電路と大地の間(対地間)の値。開閉器や過電流遮断器で区切れる電路ごとに満たす。対地電圧は、接地式電路では電線と大地の間、非接地式電路では電線間の電圧。[1][2]
当てはめの例
| case | 値 |
|---|---|
| 単相 100 V(対地 100 V) | 0.1 MΩ |
| 三相 200 V(対地電圧が 150 V を超える) | 0.2 MΩ |
| 三相 400 V | 0.4 MΩ |
第58条の区分に一般的な電路を当てはめた例。対地電圧は接地方式で変わるので、実際の電路で確かめる。(ケズリバで導いた式)[1](資料1件・参考)
絶縁抵抗が測れないとき
絶縁抵抗の測定が難しい場合は、使用電圧をかけた状態での漏えい電流が 1 mA 以下であればよい(電気設備の技術基準の解釈 第14条)。[3](資料1件・参考)
絶縁抵抗計の測定電圧の選び方
| 電圧 | 用途 |
|---|---|
| 25 V/50 V | 電話回線用の機器・電路 |
| 100 V/125 V | 100 V 系の低圧配電路・機器、制御機器 |
| 250 V | 200 V 系の低圧電路・機器 |
| 500 V | 600 V 以下の低圧配電路・機器、竣工時の検査 |
| 1000 V | 600 V を超える回路・機器、高電圧設備 |
共立電気計器が JIS C 1302:2018(絶縁抵抗計)の解説から引いた使用例。測定電圧はかけてよい電圧を確かめてから選ぶ。日置電機は、保守の試験では動作電圧より高い電圧をかけて最低限の値以上かを確かめると説明する。[2][4]
測り方
絶縁抵抗計はアース端子が+、ライン端子が-。線間の測定は表示灯や変圧器がつながっていることが多く、竣工時だけ行うことが多い。対地間は漏電・感電の危険を見るために行う。[2](資料1件・参考)
1 分値と値の変化
電圧をかけると、絶縁物の充電(吸収電流)で値が時間とともに変わり、落ち着くまで数時間〜数日かかることもある。比べるときは電圧をかけて 60 秒後の値(1 分値)を使うのが一般的(日置電機)。ケーブルの絶縁診断では PI(10 分値 ÷ 1 分値)や DAR(1 分値 ÷ 15 秒値)も使う(共立電気計器)。値は温度・湿度でも変わる。[4][2]
電子機器・インバータ・サーボアンプを含む回路
インバータやサーボアンプ、制御基板を含む回路を絶縁抵抗計で測るときの注意(外してから測る、主回路端子を一括短絡する、制御回路にはかけない等)は、機器メーカーの取扱説明書に書かれるのが普通だが、今回は公開資料で確認できなかった。共立電気計器の表では制御機器の測定は 100 V/125 V としている。必ず機器の取扱説明書に従う。[2](公開資料で確認できず)
📚出典
印のない項目は、別々の発行元の資料 2 つ以上で一致したものです。製品の数値は各メーカーの資料が優先します。文はケズリバの言葉でまとめています。