ステンレス鋼のクセ(加工硬化・溶着・境界摩耗)

材料ごとのクセ 旋削フライス・エンドミルドリルタップリーマ

ステンレス鋼のクセ(加工硬化・溶着・境界摩耗)のイメージ図
イメージ図

まず疑うところ

  1. ねばく、加工硬化しやすく、熱伝導率が低いので切削抵抗と切削熱が高くなる
  2. 工具材種との親和性が高く、溶着・構成刃先・すくい面摩耗が出やすい
  3. 加工硬化層をこすって境界摩耗が出やすく、それがバリの原因になる

まず試す対策

  1. 熱に強い工具材料・コーティング材種を選ぶ
  2. 送りを落としすぎない(こすりが増えて加工硬化が進む)
  3. 下穴のステップ量はドリル径の 0.5 倍程度を目安にし、細かくしすぎない

?考えられる原因

✓対策

切削条件

工具

↔同じ分類のトラブル

📚出典

工具メーカーのトラブルシューティング資料・技術資料から、原因と対策の趣旨を要約し、ケズリバの言葉で書いています。2社以上の資料で同じ趣旨のものを「複数社の資料で一致」としています。

  1. 三菱マテリアル「被削材応用編:M系列」 mmc-carbide.com
  2. オーエスジー「ステンレスの加工硬化とは?」 faq.osg.co.jp
  3. オーエスジー「SUSへのタップ加工、短寿命なのは?」 faq.osg.co.jp
  4. オーエスジー「加工硬化してしまった下穴にステンレス用タップは使用できるか」 faq.osg.co.jp
  5. Sandvik Coromant「Milling troubleshooting」 sandvik.coromant.com
  6. タンガロイ「L059 正面フライス加工のトラブルシューティング」 tungaloy.com
  7. 彌満和製作所「困ったときの知恵袋 No.189 タップの手加工について」 yamawa.com
  8. Sandvik Coromant「Troubleshooting in turning」 sandvik.coromant.com
  9. オーエスジー「耐熱合金の切削速度がほかの被削材より低いのはなぜ?」 faq.osg.co.jp
  10. 三菱マテリアル「フェースミーリング:切れ刃の損傷と対策」 mmc-carbide.com